循環器内科

研修の目的(1~3は必須)

  1. 循環器Emergencyの初期治療
    将来、何科を選択するにせよ、Emergencyとして、急性心筋梗塞・致死性不整脈・急性心不全を中心とした治療・管理の実際について学ぶ。
  2. 基本検査・手技の習得
    聴診・心電図・胸部X線等・心臓超音波検査の基本検査について学ぶ。
    手技としては、中心静脈カテーテル挿入・観血的動脈圧モニター・SwanーGanzカテーテル挿入、心臓カテーテル検査等を行う。
  3. 主疾患の管理
    高血圧症、心筋梗塞、各種不整脈、心筋症、心不全等の患者の見方・診断・検査の進め方。
  4. 最先端の医療にふれる
    マルチスライスCT(64列)・心筋シンチグラフィーの読影・心臓電気生理検査・経食道心エコーの手技を習得して貰う。更に、冠動脈インターベンション (PCI,i.e.ステント留置術・DCA等も含む)にアシスタントとして参加し(場合によっては術者としての訓練も可能)、またぺースメーカー植え込み 術にも参加して貰う。
    その他、集中治療室として大動脈バルーンパンピング、経皮的人工心肺補助装置、人工透析を用いた血行動態の管理等を学ぶ。

消化器内科

研修の内容・目標

  1. 代表的な消化器疾患の診断・治療について
  2. 腹部の診察・所見の取り方(特に急性腹症の患者さん所見の取り方、検査の進め方について)
  3. 画像診断・内視鏡検査
     ・腹部超音波検査
     ・腹部単純X線検査・消化管造影検査
     ・腹部CT・MRI検査
     ・上部・下部消化管内視鏡検査
  4. 専門的検査・治療法
     ・内視鏡的止血法・EMR・PEG・ERCP・EST・EBD

外科

現在外科のスタッフは3名であり、当院の外科系救急の窓口となり、腹部救急、一般外科、そして、消化器外科手術を中心とした診療を行っています。東北大学肝胆膵外科、胃腸外科(旧第一外科)の関連病院として、大学医局との連携を密接に行っていす。 胃癌・大腸癌・肝胆膵疾患を中心とした消化器疾患、甲状腺・乳腺・肺疾患等一般外科全領域にわたっています。又、胸腔鏡下、腹腔鏡下手術も積極的に行っています。虫垂炎、鼠径ヘルニア手術など研修医の執刀可能な手術を含め、月間20数例程度を行っています。 平成10年度より日帰り手術センターが開設され、鼠径ヘルニア・下肢静脈瘤から始まり、乳癌・甲状腺腫瘍・腹腔 下胆のう摘出術・胸腔鏡下肺部分切除術を行っています。さらに当センターは乳癌・大腸癌そして、膵胆道癌への外来化学療法センターとしての役割をはたしています。

研修内容としては、外科的診断法の実際と基本的手術手技の習得及び、全身管理に要約されます。 具体的には、

  1. 各疾患の診断手技
    ○視診・触診・聴診
    ○内視鏡・エコー・CT・MRI・Angio・PTBD etc
  2. 外来小手術(創縫合など)の習得
  3. 虫垂切除術・鼠径ヘルニア手術を術者として経験、習得
  4. 主治医として、各疾患の術前、術後全身管理能力の習得
  5. 術前カンファレンスでの症例発表、学会発表、論文作成能力の習得

尚、消化器外科をめざす人には、胆嚢摘出術・胃切除・大腸切除を術者として経験、習得していただきます。

麻酔科

当院には、外科系の各科が揃っており、各科の麻酔や緊急手術の麻酔、救急蘇生の研修さらに、集中治療部がありますので、重症患者管理の研修も可能です。平成10年度より、日帰り手術センターがスタートし、日帰り手術も多く行っております。

現在は、3名の麻酔科医が常勤しており、手術時の麻酔管理を中心に、ICU管理、ペインクリニック等の仕事に従事しております。麻酔指導病院ですので、麻酔科標榜資格取得を目的として研修することも可能です。

整形外科

スタッフは外傷手術のスペシャリストである整形外科専門医で、骨折、脱臼等の救急外傷を中心とした、仙台市北部の整形外科外傷の拠点病院としての活動を開始しました。具体的には手術件数が月25~30件となり、そのうち骨折手術が全体数の2/3を占めています。その一方で日常の外来受診患者に関しては、地域に密着した診療をおこなっているため、外傷に限らず関節、脊椎 の変性疾患を持つ患者も多く、保存治療を中心とした変性疾患治療をおこなっております。

当科の研修を希望される先生には、外傷の初期治療や創処置等の基本を学んでいただくことはもちろん、脱臼の整復操作の習得、骨折手術の執刀等、外傷治療に積極的に携わっていただこうと考えています。

また整形外科の一般的診療を学びたい先生には、外来中心での研修等も考慮させていただきますので、広く運動器疾患を学んでみたい先生方にも十分な研修を提供できると思います。

脳神経外科

脳神経外科の研修の目的は、クモ膜下出血・脳梗塞・脳内血腫などの脳卒中、及び脳挫傷などの頭部外傷に対するプライマリ・ケアを行うに十分な力量を養成することにある。

このためには、神経学的検査法・CT所見・脳血管撮影などの諸検査の診断力を養い、患者の病態を把握することが第一に必要である。更に、術前術後管理を行うことにより、患者の病態に促した治療をする必要がある。
脳外科研修の間に、上記の検査を習熟することができるようになると思う。

また、患者管理の過程で、脳外科的手術のみならず、IVH・CPR・気管切開を要する患者の比率が高いため、これらのテクニックトレーニングにも寄与す るであろう。

泌尿器科

泌尿器科では、仙台における尿路結石治療の中心的役割をになっており、その症例数は年間700例以上に達しています。特に体外衝撃波砕石術を中心としてTUL、PNLなどの内視鏡的操作の習熟には、最適な病院と考えています。

その他、腎癌から膀胱癌、前立腺癌などの癌治療や、停留精巣などの小児疾患まで、幅広い症例に恵まれています。一方で東北大学泌尿器科と密接に協力して おり、大学や市中病院での教育、研修も可能であります。尿路結石治療のスペシャリストであると共に、一般泌尿器科医として十分な技量と知識がえられるよう 教育、研修してもらうつもりである。

放射線科

研修の目的

放射線科はCT、MRI、核医学検査、血管造影検査などの画像診断情報を各科のドクターにサービスする科です。CT、MRIをはじめとする画像診断は、 医療現場で必要不可欠のものとなっています。将来いずれの科に進んでも、画像診断の基本をマスターしておくことは、皆さんの今後の人生に必ず役立つものと 信じています。

研修内容

  1. CT・MRIによる断層解剖習得
  2. MDCT・MRI・核医学検査・血管造影検査の基本読影
  3. 血管造影検査の基本手技の習得

皮膚科

皮膚疾患はおおまかに挙げても湿疹、(アトピー性皮膚炎)蕁麻疹などのアレルギー性疾患、膠原病や水疱症などの慢性の自己免疫疾患、乾癬、掌蹠膿疱症など の炎症性角化症、母斑、母斑症などの色素性疾患、伝染性膿痂疹、尋常性疣贅、皮膚真菌症、ヘルペスなどの感染性疾患、褥瘡、熱傷などの物理的・化学的障 害、悪性・良性の皮膚腫瘍など多岐にわたっている。

  1. 診断のために必要な基本的な検査
    皮膚真菌症検査(苛性カリ法)、接触皮膚炎の原因検索検査(パッチテスト)、病理組織検査(皮膚生検)
  2. 治療の手技
    熱傷の治療、皮膚腫瘍などの外科的治療、凍結療法、紫外線療法など皮膚科特有の治療
  3. 皮膚疾患の治療管理
    上記に列挙した皮膚疾患患者の管理などを中心に研修する。

心臓血管外科

2年次のみの選択ローテート科目。

一般目標

  1. 医の倫理に基づいた適切な態度習慣を身につける
    1. 指導医と共に担当医として診療にあたる中で、患者およびその家族との接し方、インフォームドコンセントのあり方を学び実践する。
    2. コメディカルスタッフとの強調、協力が不可欠である事を学び実践する。

行動目標

  1. 医療安全管理セーフティマネジメントの研修を受ける
    1. 院内、院外のリスクマネジメント関係講習会に積極的に参加し、リスクマネジメントの意味、重要性、実践の方法について十分に把握する。
    2. 全診療科においてリスクマネジメントの趣旨を踏まえて診療行為を行う。
    3. コメディカルスタッフと協調してチーム医療としてリスクマネジメントの実践を行う。
    4. 診療上で問題が発生した場合は院内リスクマネジメントマニュアルに則って対処し、リスクマネージャーの指示を受けると共にインシデントレポートにより報告する。
  2. 生涯学習を行う方略の基本を習得し実行できる
    1. カンファランス、その他の学術集会に出席し、積極的に討論に参加することができる。
    2. 専門の学術出版や研究発表に接し批判的吟味をする事ができる。
    3. 学術集会や学術出版に症例報告や臨床研究の結果を発表することができる。
    4. 学術研究の目的で、あるいは症例の直面している問題解決のための資料の収集、文献検索を独力で行うことができる。
  3. 医療経済・保険について研修する
    1. 現在の心臓血管外科診療をとりまく医療経済的環境を十分に把握し、医療の質を高めながら無駄を省いた効率の良い治療を行うため、定期的に症例検討会を施行し、診療行為の見直しを行う。
    2. 各種保険制度、支払い制度、レセプト審査の概要を把握し、医療費の流れを理解することができる。

必修科目研修

各協力型病院のプログラムにて研修を実施する。

小児科 施設:東北労災病院 1ヶ月
産婦人科 施設:東北公済病院 1ヶ月
精神科 施設:国見台病院 1ヶ月
地域・保健医療 施設:徳洲会グループ関連病院 2ヶ月