こんにちは、看護部スタッフです。
夏になり、皮膚科では「小さな赤いブツブツがカユイ」という症状の患者様が急増中です。
夏場、皮膚に“ブツブツが出てカユイ症状”の方がなぜ多い傾向にあります。
なぜでしょう…?
皮膚科の先生に聞いてみました!
夏場のその症状の原因は、大きく分けて
虫さされ・草花のかぶれ・汗のしっしん・日光のしっしんの4つのパターン!
●虫さされ:公園や庭に、夏場に出現する毛虫(チャドクガの幼虫)の体毛(毒針毛)がふんわり飛んで皮膚に付着する事でブツブツがでることが多い!庭仕事や公園の植え込み付近に行ったあとにブツブツが生じるが、毛虫に触れたことに気付かないケースがほとんど!
●草花のかぶれ:グリーンカーテンとして夏の日差し予防に使われることもあるセイヨウキヅタや、ヤツデ、ノウゼンカズラ、ラカンマキ、クスノキなどなども皮膚炎を起こすと言われています。
●汗のしっしん:夏場は高温多湿の気候になることで、汗をたくさんかくことや、ばい菌の増えやすい季節のため、皮膚に刺激となってしまいます。
●日光のしっしん:夏場は、冬場に比べて皮膚を露出する事が多いことで、皮膚に日光が刺激となり症状がでます。変わったところでは、湿布剤を皮膚に貼ったまま外に出ることで、光アレルギー性接触皮膚炎を起こしてしまいます。湿布剤の中には、ケトプロフェンが含有されている事が皮膚炎誘発の原因となってしまいます。
これらの「小さな赤いブツブツがカユイ」症状がおきたら…
自宅で出来る対策は?!
→ ①ひんやり気持ちいい程度に冷やしましょう(まずは氷水かアイスノンで)
→ ②カカナイこと! 掻いてしまうと悪化するばかり…
→ ③あらかじめ外へ出る時は、長そで・帽子・サングラスで皮膚を防御!
あとは、皮膚科へ受診しましょう。診察し、軟膏を塗ったり・カユみをおさえるお薬を飲んで治しましょう。
女性の方々必見!!
夏場の日差しの影響で、シミ・そばかすが増えてしまいます…
日焼けのし過ぎなどお肌のトラブル対策には、
→ トラネキサム酸+ビタミンCを飲む!!(2種類併用飲み薬です)
※美容目的では、保険適用外となり、当院皮膚科では処方できない場合もありますので、
“新しくできてしまった日焼けで”のお肌の症状がある場合のみ、
皮膚科を受診してご相談ください。