臨床研修指定病院とは
当院は平成15年4月に、医師法第16条に基づき厚生労働省より指定された基幹型臨床研修指定病院です。
基幹型臨床研修指定病院とは、医学部を卒業し、医師免許を取得した医師(研修医)が卒後2年間、基本的な手技、知識(初期研修)を身につけるために経験を積む病院であり、臨床研修医(臨床研修中の医師)が皆様の診療に携わることがございますが、趣旨をご理解下さいますようお願い申し上げます。
基幹型臨床研修病院の役割
当院は、初期研修医を受け入れており、臨床研修協力病院・施設と連携した研修プログラムを充実させ、患者さまに対して、安心でより質の高い医療を行える医師を育成してまいります。
基幹型臨床研修病院の責務として、地域における中核的医療機関として更なる充実に努めて参ります。
オンライン臨床教育評価システム(EPOC2)の使用について
当院は、臨床研修の基本理念に則り、将来専門とする分野にかかわらず、幅広い疾患・病態に対応できる医師の育成に取り組んでいます。研修医は指導医の下で病棟・外来等にて受持医として診療にあたりますが、診療の安全と質には十分な配慮を行っており、患者さんの同意及び指導医の責任の上、十分な指導・監督のもとで診療を行っております。
医師の研修では、研修医が診療した患者さんの医療情報が東京大学内に設置されている大学病院医療情報ネットワークセンター(UMINセンター)に個人情報を取り除いた形で送られます。この医療情報の移送・管理にはオンライン臨床教育評価システム(EPOC2)が使用されます。EPOC2は厚生労働省・文部科学省の支援の下、国立大学病院長会議が開発した、臨床研修制度指導ガイドラインに準拠したオンラインのシステムです。全国の多くの臨床研修機関で使用され、初期研修医・指導医・看護師その他医療職が、研修医の評価のために使用するもので、高度なセキュリティにより守られています。このEPOC2によって集められた医療情報は、臨床研修プログラムの策定・改善、医師臨床研修指導ガイドラインの策定・改善などを含む臨床教育等に使用されます。さらに集積された医療情報は医師の研修・教育などに関する研究に二次的に利用されることも考えられています。
患者皆様の医療情報を集積し、医師の研修・教育のために使用すること、及び、将来的に二次利用して研究に用いることに関して、何卒趣旨をご理解の上、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
臨床研修センター 事務局