外来診療担当表<呼吸器内科>
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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午前 | 増田 徹 | 宮本 彰 新患のみ |
宮本 彰 完全予約制 |
平間 崇 受付11時終了 |
宮本 彰 完全予約制 |
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午前 | 海老名 雅仁 (再診のみ・完全予約制) |
海老名 雅仁 (再診のみ・完全予約制) |
海老名 雅仁 (再診のみ・完全予約制) |
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午後 | 海老名 雅仁 (再診のみ・完全予約制) |
海老名 雅仁 (再診のみ・完全予約制) |
海老名 雅仁 (再診のみ・完全予約制) |
海老名 雅仁 (再診のみ・完全予約制) |
海老名 雅仁 (再診のみ・完全予約制) |
※一部、休診・代診がございます。休診・代診情報は下のリンクをクリックして下さい。
対象疾患
- COPD
- 気管支喘息
- 間質性肺炎
- 肺炎
- 膿胸
- 自然気胸
- 肺癌
- 悪性胸膜中皮腫など
主な症状
- 咳
- 痰
- 労作時息切れ
- 呼吸困難
- 胸部重苦感
- 胸部の疼痛など
呼吸器内科着任のごあいさつ
今回仙台徳洲会病院で呼吸器内科として新たに着任させていただく事になりました。
これまで呼吸器外科医として肺癌を主体に外科治療または薬物治療に携わる傍ら、COPD(肺気腫)や気管支喘息、間質性肺炎に代表されるびまん性肺疾患、自然気胸、膿胸、肺炎などのコモンな疾患、様々な職業病として塵肺、アスベスト関連疾患、睡眠時無呼吸症候群(SAS)などの診療に携わってきました。
これらの疾患では息切れや止まらない咳・痰、胸部の重苦しい感じを訴えられることも多く、放置することで症状が増悪し進行していく疾患、進行するのみで改善の難しい疾患もありますのでこれらの症状のある方は一度早めにご相談ください。長年喫煙を続けてきた方などは、これらの疾患に関しても重篤化しやすいので禁煙も含めてご相談ください。検診・健診などで胸部異常陰影を指摘された方や胸部の疼痛のある方、胸が重苦しい方なども受診を検討してください。
初診時に詳しい問診と診察、採血、胸部レントゲンを始めとして胸部CT、精密な肺機能検査などを施行して考えられる疾患を絞っていき鑑別を進め、適切な治療を行います。 いくつかの疾患ではここ数年で新しい薬剤によって飛躍的に治療成績が向上しているものもあります。
例えば、数種類の吸入薬・内服薬の併用によっても発作を完全にはコントロールできなかった難治性の気管支喘息に対して、新規薬剤によって発作回数が減ってコントロールが比較的楽になりました。
また、肺癌ではここ数年、免疫治療薬の登場によってその治療成績が大きく向上しています。
微力ではありますが呼吸器診療を通じて地域医療に貢献できるよう努力したいと考えております。 簡単ではございますが、着任のご挨拶とさせていただきます。今後ともよろしくお願い申し上げます。
仙台徳洲会病院 呼吸器内科部長 宮本 彰
肺癌診療
肺がんの診療では一次予防として禁煙対策が、二次予防として検診による早期発見が重要となります。当院では、二次予防のためには低線量肺がんCT検診(通常のCTの約1/6の被曝量)を開始することとなり、それぞれ専門資格を持ったスタッフ(医師・放射線技師)が揃いました。
低線量肺がんCT検診の受診によって肺がんの死亡率を約24%低下させることが最近の無作為化比較試験でも報告されており(N Engl J Med 2020;382:503-13.)、低線量CT検診の有効性が示唆されています。
当院では低線量肺がんCT検診の普及のため他にない低料金でCT検診を提供しておりますので是非ご利用ください。
検診その他で胸部異常陰影を指摘されて肺がんが疑われた場合、当科では肺癌の確定診断および進行度評価に必要な検査、特に最新の超音波内視鏡(EBUS)を駆使した従来よりも診断率の高い検査を行うことが出来ますし、必要ならばCTガイド下生検を施行することで確実に診断を付けることが出来ます。
これらの検査の結果、手術適応の患者様は東北大学病院呼吸器外科、またはその関連施設に可及的速やかにご紹介します。肺癌を早期発見し、発見から手術までの時間が短縮できれば少しでも生存率の向上に貢献すると考えられます。 一方で、進行肺がんの方や術後の再発肺がんの方に対する薬物治療はここ数年目覚ましい進歩が見られており、まだまだ発展途上ではありますが、肺がんの生存率の延長に大きく貢献しています。
具体的には従来の殺細胞性抗癌剤による化学療法に加え、分子標的治療薬や免疫治療薬が登場し、癌の遺伝子検査や免疫細胞の検査結果によってそれぞれの癌の特性に合わせた最適な治療が行われるようになってきました。当科でもこれらの新規肺がん治療薬を駆使して進行肺がんの治療に当たって参ります。
気管支鏡検査について
胸部異常陰影として御紹介いただく事が多い肺癌やびまん性肺疾患は、いずれも画像所見のみでは診断や治療方針が定まらないため組織学的診断が必要になります。その為に積極的に気管支鏡検査を行い確定診断をつけた上で治療を検討させていただきます。さらに肺炎などのコモンな疾患でも治療反応性が悪い時などは、抗酸菌(結核や非結核性抗酸菌など)や真菌(アスペルギルスなど)のような特殊な病原微生物による感染症や肺癌の併存を疑い気管支鏡での検索を必要とする事があります。
気管支鏡検査は、受けたことのある方に言わせると辛い検査で、二度と受けたくない検査の筆頭ではありますが、当科では鎮静を行いつつ可能な限り負担を少なく行えるように配慮し、超音波内視鏡を使用してより確実に診断できるよう努めて参ります。
担当医師

宮本 彰
日本外科学会認定医・専門医
日本呼吸器外科学会専門医
日本呼吸器内視鏡学会専門医・指導医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
肺がんCT検診認定機構認定医
難病指定医(専門医資格)
日本禁煙学会認定指導医
日本医師会認定産業医
身体障害者福祉法指定医

海老名 雅仁
呼吸器内科 顧問
東北医科薬科大学 名誉教授
日本内科学会 認定内科医
日本呼吸器学会 功労会員 専門医:指導医
日本結核・非結核性抗酸菌症学会 認定医
日本肺癌学会 特別会員
日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会 功労会員
日本医師会 認定産業医
身体障害者福祉法指定医
難病指定医

増田 徹
