平成30年6月30日(土)にトリアージ訓練を実施しました。
トリアージとは災害発生時に多数の負傷者が発生した際に適切な処置・搬送を行うために傷病者の優先順位を決めることで、実際に災害が起きた際に正しくトリアージを行うことが出来るよう、災害を想定した訓練を行いました。
今回は実際の災害でも使用されているトリアージタッグを使用した本格的な訓練となりました。
トリアージタッグとは、治療や搬送の優先順序を判定するためのもので、判定結果は4色のマーカー付きカードで表示されます。
不要な色の部分は切り取り、先端にある色で状態を表し、一般的に傷病者の右手首に取り付けられます。
トリアージタッグ優先度
- 赤 :重症(速やかな治療が必要な方)
- 黄 :中程度(生命に影響はないが放置しておくと生命に危険がある方)
- 緑 :軽傷(救護処置で間に合う方)
- 黒 :不搬送(体幹や頭部に重大な損傷がある方)
実際の災害を想定し、負傷者のメイクをした患者役職員に対してチームを組み、相談しながら(脈・呼吸・声がけに対しての反応など)少ない情報からトリアージを行い、その後トリアージタッグごとに患者振り分けを行い、問診をとりました。
初めてのトリアージ訓練はオーバートリアージ(実際の状況より優先度を高くしてしまうこと)が多く、短時間で行うことの難しさを感じました。
実際に災害が起きた際に対応できるよう、これからも訓練を行っていきたいと思います。