こんにちは、看護部スタッフです。今回は6西病棟を紹介します。
当院は急性期病院ということで、患者様は2~3週間と短い期間で入退院していきます。
そのなかで6西だけは「障害者病棟」で少しゆったりとした時間で流れています。
障害者病棟とは
パーキンソン病や筋萎縮性側索硬化症(ALS)などの神経難病、重度の肢体不自由・脊髄損傷の重度障害者の方が治療・リハビリを行う病棟です。
6西では特にALSの患者様が多く入院されています。
ALSとは
脊髄の運動ニューロンがおかされ筋肉が弱くなる病気です。原因不明の難病で厚生労働省により特定疾患の一つに
指定されています。手や足の筋肉が麻痺して動きにくくなる、舌やのどの筋肉が弱くなり、しゃべったり飲み込んだり
しにくくなるという症状がみられます。
症状がすすむと手足の麻痺による運動障害、コミュニケーション障害、嚥下障害、そして呼吸障害が加わります。しかし意識や五感、知能は正常に保たれます。
入院中のALS患者様について移動やシャワー、お食事の介助は看護スタッフが創意工夫してケアに取り組んでいます。
呼吸障害がある方では人工呼吸器を利用している方も多くいらっしゃいます。
コミュニケーションはどうしているかというと、こちらのパソコンを使用しています。
その名も「伝の心」(でんのしん)
手の麻痺があっても頬やこめかみなど動かせる筋肉を使ってキーボードを操作することができます。
ある患者様に伝の心の撮影をお願いしたところ、素敵なメッセージもいただきました。
感謝の言葉を頂きスタッフ一同嬉しい限りです。
これからもケアの充実にスタッフ一同頑張っていきたいと思います。