特別医療講演を行いました

こんにちは、総務課のYです。
木枯らしと共に冬の足音が、近づいてきましたね。。
山形から来た私は、早速先日タイヤ交換しちゃいました。

17日の土曜日、当院2回目になる「特別医療講演会」を行いました。

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今年1月に行った第1回の講演会は、フィギュアスケートの鈴木明子氏を招いて開催しました。第1回の講演会はイズミティ21さんの小ホールに入りきれない程に好評でした。
当初から継続した開催を考えていましたこの企画、更に多くの方にお越しいただけます事を考え、この度は大ホールでの開催となりました。

この度の開催コンセプトは「当院の医療と、医療に支えられ今活躍している方」です。

ゲストとしてお迎えした方は、当地においての知名度はほぼ0(ゼロ)。
ですが、病を克服し今を生き、そして同じ病に悩む方の為に何かできることを、
と、頑張っていらっしゃるSOYAMAX(ソヤマックス)こと縁筆家「曽山尚幸」さんです。

「医業」が本業の私たち病院職員にとって、「初めて」ばかりの企画に大苦戦の内容はおってお伝えします。

開演を前に受付、会場が来場された方で大賑わい。
もちろん、参加者に対応させて頂くスタッフも当院の職員です。
日頃と違うスーツ姿の看護師さん、パラメディカルの皆さんには内緒で感動を。。

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今回も第1部は医師による「医療講演」を行い、参加された皆様の医学知識の向上に努めます。

その前に。
この度は2名の勇者が司会という大役に立候補!
診療放射線技師渡辺さん、看護師成嶋さんのお二人の司会で華々しく開始です。

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トップバッターを飾る医師は加藤外科部長。

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前回に続いての講演です。
今回の演題は「ハイブリットな外科」。
内輪の話ではありましたが、開始直前まで立て込む手術をこなしての講演。
病院の加藤医師同様、勢いよくスタートを飾って頂き感謝です。

続きましては眼科の高橋絵利子医師です。

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眼科疾患は、近年スマホ文化に曝される若年層においても重要。
今回は、従来機器では観察しづらかった網膜などの観察や、疾患に対する治療方針の決定などの治療効果の判定に役立てるこができるOCTA(光干渉断層血管撮影)のお話。
難しそうなテーマではありましたが、そこは髙橋先生。分かりやすく言葉を選んで、丁寧に紹介して頂きました。

最後は加藤医師同様に、前回も講演頂いている福本副院長でした。

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「医龍」「コードブルー」などを彷彿させる映像技術を取り込み、スタッフである私たちですら感動を覚える完成度の高さ。
会場のイズミティ21を映画館と錯覚された参加者も多かったのではないかと思うほど。
「心ぞう脳こうそく」、これは福本医師の造語ではありますが、身近に迫る危険を多くの映像を用い、余す事無く伝えて頂きました。
会場を後にされた方のアンケートを拝見すると、福本医師目的の方が多かったこともうなずけました。

そしてこの後、曽山尚幸氏による
「書道パフォーマンス、生き様講演」です。

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また裏話になりますが、今回のパフォーマンスに向けた準備、、
これが苦難の道のりでした。

無事終了することができた今だから言えますが、正直、数日前から生きた心地がしませんでしたね(・・;)

はじめての書道用紙の作成、
これは運よくお知り合いになれた書道家の亀井先生のご指導のおかげで何とか乗り切れました。

はじめてのリアル動画放映、
はじめ今流行っている「GoPro」を使用したかったのですが、なかなかうまくいかずiPadを使用しての放映にしました。
BGM無しで曽山さんの姿を映すことで、息遣いなどをリアルに感じられる映像をお届けできたのは何よりでした。

はじめての用紙吊り上げ、、これが一番怖かったです。
切れてドンッ!と落ちるかもしれない・・・夢で何回も見ましたが、、、

吊り上げられていく書道用紙を見ながら、安堵に包まれました。

無名に近い書道家による素人スタッフによる苦難の企画、

曽山氏のおかげが全てでしたが
伝えたい気持ちがしっかり伝わる良い企画ではなかったかと思います。手前味噌ですみません。

4m×10mの用紙に書かれた「縁」という文字。

ただ書くという行為が、こんなパフォーマンスになる事を知りました。
曽山という若者が、今日まで生きてきた道のりを伝える、
ただそれだけでしたが、大病を乗り越えてからの今日、
というエピソードにこれほど心を打たれるとは思いませんでした。

沖縄から飛んできてそのまま飛んで帰られた曽山尚幸さんには本当に感謝です。

企画というものを考えさせられました。
病院という世の中では特殊な組織である我々が行う企画。

今後も「継続企画」として続けていければ幸いですが
何を伝えるか、どう取ってもらえるか、必要かどうか、失敗か成功か、
恐る恐るではありますが、みんなで考えてみたいと思います。

最後になりますが、企画を進めた者の一人として
地域の皆様の為に準備を行い、全力で講演頂きました先生、
参加された方々の為に走り回って頂いた職員、
何から何まで協力いただいたイズミティ21の舞台担当の方、
そして、会場に足をお運び頂きました来場者の皆様に感謝いたします。