こんにちは。看護部スタッフです。
梅雨に入り、毎日じめじめとした天気が続いていますね。この時期は様々な病気を発症しやすくなる季節です。梅雨はどのような人でも体の中の水分を発散させにくくなり、免疫力が低下しやすく体調不良を訴える人が多いといわれています。
主な症状として体がだるい(倦怠感)、食欲不振、むくみ、神経痛、食欲不振、リウマチ、喘息、アトピーの悪化などがあげられます。
ちょっと風邪気味かも・・・と思い市販薬を飲んでも微熱や咳が続くことがある・・・という方・・・・。実は単なる風邪ではなく、『夏型過敏性肺炎(夏型肺炎)』の可能性があります。
夏型過敏性肺炎(夏型肺炎)の原因と症状とは
原因は家の中のカビによるアレルギー反応によるものと言われています。
咳は1回に2Kalものエネルギーを消費するとも言われています。
咳が続くことで疲労を感じやすくなるだけでなく、夜中に起きることで睡眠の質がさがりさらに抵抗力の低下を招きます。
ここ数年、カビアレルギーの患者さんは増えているそうです。
カビはお風呂場や台所なでのジメジメした湿度の高い場所に生えると思いがちですが、実はリビングや寝室にもたくさんカビはいます。
水回りのカビは湿気が大好きで湿度90%くらいの環境に生えます。
それに対し、比較的湿気がなくても生きていけるのがホコリに潜むカビで、ホコリと一緒に空気に漂っているのが特徴です。
カビが増殖する際には『胞子』を空気中に放出し、そのカビ胞子を私たちが吸い込みます。
そのカビ胞子に対して敏感に反応して咳が出る状態になってしまうのが夏型肺炎です。
原因となっているカビの対策方法について
① 掃除・カビ予防
湿度が高いお風呂場は、使用後に換気するだけでなく、床や壁の水滴を拭きとるとカビの発生をおさえることができます。
それ以外にも湿度が高くなりやすいキッチンの流し周囲、洗面所や脱衣場、洗濯機置き場、北側の収納などは要注意です。
掃除やカビ取りをしてよく乾かしたのちに、消毒用アルコールを塗るとカビが発生しにくくなるそうです。
② エアコンの掃除
自動クリーニング機能付きのものでない場合、定期的にフィルターを掃除し(週に1度が理想的だそうです)、使用後は送風モードにしてエアコン内を乾燥させましょう。
また、時々窓を開けて風通しをよくし、カビ胞子などを外に出すことも大切です。
③ 湿度の管理
湿度の低い部屋に移るか、湿度が50%以下になるように調整する 部屋に湿度計をおいて湿度をチェックしましょう。
梅雨の時期は洗濯物の室内干しの機会が増えます、部屋の中の湿度が上がり、カビの原因に・・・。
除湿機や扇風機、サーキュレーターを活用し湿度が上がるのを防ぎましょう。
ただし、除湿機のタンクやフィルターの清掃は定期的に行いましょう。
以上、家の中の簡単なカビ対策について簡単に紹介させていただきました。
夏本番まであと少しです。環境と体調を整えてさわやかな夏を迎えましょう!