血糖値を上げにくいバランスの良い食べ方

こんにちは、栄養管理室スタッフです。
今回から食事療法についてシリーズでご紹介したいと思います。

第1回目は「血糖値を上げにくいバランスの良い食べ方」についてお話したいと思います。

「血糖値」という言葉は、聞いたことがありますか?血糖値とは血液中のブドウ糖の量を測定した数値のことです。
食品を食べたり、飲んだりすると誰でも食後は血糖値が上がります。

そこで・・・バランスよく食べて血糖値を上げにくくする方法があります。
バランスの良い食べ方というと、毎食 主食(炭水化物)・主菜(たんぱく質のおかず)・副菜(野菜のおかず)を組み合わせて適量を食べることです。

どれかが欠けていたり、少なくしすぎたり、多くしすぎてもよくありません。

減塩食メニュー

また、血糖値を上げにくくするために積極的に食べたほうが良い食品があります。

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それは・・・野菜です。
野菜には食物繊維が豊富に含まれ、食後の血糖値の上昇を穏やかにしてくれます。
また、野菜を食べることにより、腹持ちが良くなります。
内容は何でも良いわけではなく、糖質の多い野菜類(芋類、とうもろこし、蓮根、南瓜等)は控え、それ以外の緑黄色野菜、淡黄色野菜、海藻、きのこ類を積極的に食べる事をお勧めします。
なるべく 緑黄色野菜 1 : 淡黄色野菜 2 の割合で組み合わせましょう。

①野菜摂取の効果の一例

  • コレステロールの吸収を抑制してくれる働きがある
  • 血圧を下げてくれる効果のあるカリウムが豊富に含まれる
    ※カリウムを制限されている方は野菜の摂り過ぎにご注意ください
  • 腸内環境の改善に役立つ(便秘・下痢の解消)

②食べる量の目安

1日分で350gは必要です。

■手ばかりの目安量
生野菜なら、両手のひら 山盛り1杯分・・・およそ120g / 1食分
温野菜なら、片手のひら 山盛り1杯分・・・およそ120g / 1食分

皆さんも今日から血糖値を上げにくくする食生活を始めませんか?
食物繊維の効果を得る為に、野菜はジュースにするよりも、形のあるままで食べましょう。
興味のある方はぜひお試しください。

次回は「バランス良く食べるコツ」についてご紹介したいと思います