こんにちは、放射線技術科スタッフです。
今回は、CT(Computed Tomography)装置のお話をします。
CT装置は、人体の周りを高速回転(最高0.35秒/回)するX線発生装置(X線管球)と検出器が一体となって回転し、寝台も連動させて断層画像をつくります。
CT装置の側面から観察すると、X線管球の動きの軌跡が、螺旋状に見えことから、ヘリカル(螺旋)CTと呼ばれています。
また、マルチスライスCTとは、X線検出器を構成する素子が多数配置されている装置のことを言い、この素子が64列並んだ装置を64列CT装置と言います。
このX線管球とX線検出器を組み合わせることにより、短い時間で広範囲を撮影出来ます。
そして、この検出したデーターを、重ね合わせることにより、3次元立体画像や2次元画像にします。
※説明用に動画を作成しました。下記をクリックすると動画を視聴できます。文章の補足としてご視聴ください。
少しお分かり頂けたでしょうか。
また お話する機会がありましたら、実際の検査についてお話したいと思います。